法定相続人と遺留分についてのおさらい

たまに税理士・行政書士業務を書いている橋本智志です。

さて、たまにおさらいしないとこんがらかる法定相続人と遺留分。。

【民法】の条文に勝手に注釈平成二十九年六月二日公布(平成二十九年法律第四十四号)改正)

第二章 相続人
(相続に関する胎児の権利能力)すみません、胎児の定義は不勉強です
第八百八十六条 胎児は、相続については、既に生まれたものとみなす。子とみなす
2 前項の規定は、胎児が死体で生まれたときは、適用しない。
(子及びその代襲者等の相続権)
第八百八十七条 被相続人の子は、相続人となる。まずは、子が第一順位
2 被相続人の子が、相続の開始以前に死亡したとき、又は第八百九十一条の規定に該当し、若しくは廃除によって、その相続権を失ったときは、その者の子がこれを代襲して相続人となる。ただし、被相続人の直系卑属でない者は、この限りでない。子が亡くなっていた場合には子の子(代襲者)が相続人
3 前項の規定は、代襲者が、相続の開始以前に死亡し、又は第八百九十一条の規定に該当し、若しくは廃除によって、その代襲相続権を失った場合について準用する。代襲者が亡くなっていたら代襲者の子が相続人(再代襲・この規定で代襲がエンドレス)
第八百八十八条 削除
(直系尊属及び兄弟姉妹の相続権)
第八百八十九条 次に掲げる者は、第八百八十七条の規定により相続人となるべき者がない場合には、次に掲げる順序の順位に従って相続人となる。子がいない場合の相続人規定
一 被相続人の直系尊属。ただし、親等の異なる者の間では、その近い者を先にする。父母、祖父母等が第2順位
二 被相続人の兄弟姉妹 兄弟姉妹が第3順位
2 第八百八十七条第二項の規定は、前項第二号の場合について準用する。兄弟姉妹の代襲は1代限り(再代襲の規定は準用されていない)
(配偶者の相続権)
第八百九十条 被相続人の配偶者は、常に相続人となる。この場合において、第八百八十七条又は前条の規定により相続人となるべき者があるときは、その者と同順位とする。配偶者は常に相続人
第八章 遺留分(法定相続分のうち)
(遺留分の帰属及びその割合)
第千二十八条 兄弟姉妹以外の相続人は、遺留分として、次の各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める割合に相当する額を受ける。遺留分は兄弟姉妹には無い
一 直系尊属のみが相続人である場合 被相続人の財産の三分の一 父母だけの場合は1/3
二 前号に掲げる場合以外の場合 被相続人の財産の二分の一 それ以外は1/2
注)赤文字は、勉強での私見解釈です。間違いはないと思いますが、ご参考までに。
(参考解釈)
※直系尊属とは:まっすぐ血筋のつながった(直系)で、自分より上の世代(尊属)父母、祖父母等
 直系卑属とは:まっすぐ血筋のつながった(直系)で、自分より下の世代(卑属)子、孫等

自筆証書遺言の方式緩和

平成30年7月6日の民法改正により自筆証書遺言の方式が緩和されました。

改正前:自筆証書遺言は全文の手書きが必要

改正後:財産目録部分についてはワープロ等での作成が可能になりました。
(本文は手書きが必要)

施行日は平成31年1月13日です。

財産が多くて自筆証書遺言をためらわれておられた方は、これを機に自筆証書遺言を作成してみてはいかがでしょうか。

また、法務局に自筆証書遺言を預けられる制度も決まりましたので、これでせっかく作った遺言書が発見されないなんてことはなくなりました。(こちらの施行日は未定です。)

 

民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律について(相続法の改正)